秩父市・黒谷の家

埼玉県秩父市・S様

秩父市は、冬は埼玉県内で最も寒くなるエリアと言われています。旧来型の木造住宅や鉄筋コンクリート住宅ではこの冷え込みに対応しきれず、体調を崩される方も多いようです。今回は、冬の秩父でも快適な住まいを実現した事例をご紹介します。

ご要望

「ハイツング」を秩父の家に

秩父市にあるご実家は老朽化が進み、冬の寒さがより厳しく感じられるようになっていました。

この家には、80歳を過ぎたご両親が住んでおられます。「両親に、もっと暖かな家に住んでもらいたい。そしてゆくゆくは、自分たちがその家に住みたい」と考え、実家を建て替えることに。ハウスメーカー選びを開始しました。

理想としていたのは「ハイツング」です。以前住まわれていたドイツでは、お湯を温めて各部屋のラジエーターや床に循環させる温水暖房システムが普及しています。無風で乾燥やホコリの舞い上がりが少なく、アレルギー持ちの方や小さな子どもに優しいという特徴があります。多くの方は「やわらかな暖かさ」と感じられるようです。 ハイツングのような暖房システムを日本で実現できないだろうか…と調べていたところ、天城屋の存在を知り、相談に来られました。

ご提案

放射熱式冷暖房で、イメージ通りの家に

当社が扱う「放射熱式冷暖房」は、ハイツングと非常に近い原理で空間を暖める仕組み。これに高気密・高断熱工法を組み合わせれば、イメージ通りの暖かな家を実現できるとご説明しました。
また、病気がちなご両親がより健康に暮らせるよう、当社がこだわる漆喰や無垢板などの自然素材についてもご説明したところ、この方向で実家を改築することが決まりました。

設計・施工

スッキリしたデザイン、自然なぬくもり

外観・内装

外観はシンプルですっきりとしたデザインと、塗り壁の質感が印象的です。

内部は真っ白な漆喰と無垢材の床で統一しました。放射熱式冷暖房のカラーは白をチョイス。インテリアに溶け込み、空間全体に清潔感と調和をもたらしています。

■暖房対策

放射熱式冷暖房により、冬の厳しい寒さの中でも、家の中は安定して快適な温度をキープ。部屋ごとの温度差が少なく快適になります。音や風を感じない、自然なぬくもりに包まれるような心地よさを実現しました。さらに、においがこもらず、空気が澄んだように感じられるのも特長です。

完成後

身も心も軽くなった気分に

入居されたご両親にお話を伺ったところ、大変満足しているご様子でした。

以前は冬になるとエアコン、ストーブ、湯たんぽが必須で、体調も崩しがちでしたが、新しい家に引っ越してからは、すっかり元気に。身も心も軽くなった気分で、快適な毎日を過ごされているそうです。最近はお友だちをご自宅に招き、お茶会を楽しんでいるそうです。お越しになった方は皆、口を揃えて「スッキリしていて、暖かくて、いいね!」と言ってくださるそうです。

ご両親が喜ばれているのがとても嬉しいとのこと。また、当社の家づくりに対する姿勢も高く評価してくださいました。私たちも、この住まいがご家族の喜びにつながったことを大変嬉しく思います。

DATA

敷地面積169.69㎡
建築面積65.83㎡
延床面積90.87㎡ / 1階 63.34㎡ / 2階 27.53㎡
設計期間2019年03月-2020年02月
工事期間2019年08月-2020年02月

ギャラリー

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