Loading

漆喰で暮らそう

漆喰(しっくい)とは

漆喰

漆喰

漆喰(しっくい)についてよくわかるお話

 

漆喰(しっくい)で世界に一つだけのお家!

世界共通の自然素材漆喰(しっくい)

エーゲ海やプロバンスの白い街並みやお城、

または昔ながらの古民家、蔵等昔から使われ

ています。防火性にも優れ、財産を守るため

も使われてきました。
漆喰はまた、湿気を吸収し調節するので季節

の変化に強く、カビがつきにくいという性質

もあります。

s-e-gekai09

 

 

 漆喰は気候が季節ごとに変化する日本にふさ

わしい建材なのです。そのほか遮音性や

遮光性にも優れています。

 

紫外線や経年変化による色の変色も少ないの

で、フレスコ画の下地の白いキャンバスとし

ても使われてまいりました。

 

フレスコ画

フレスコ画

 

新築はもちろんリフォームにも適している

自然素材の漆喰です。

 

化学的なサイディングやビニールクロスで

表現できない自然素材ならではの風合いや

空気感も人気の一つです。

 

漆喰(しっくい)とは・・・(Wikipedia 引用)

 漆喰は、水酸化カルシウム・炭酸カルシウム

を主成分としており、もとは「石灰」と表記

されていたものであり、漆喰の字は当て字が

定着したものである。

 

風雨に弱い土壁そのままに比べて防水性を

与えることが出来るほか、不燃素材である

ため外部保護材料として、古くから城郭

寺社、商家、民家土蔵など、木や土で造ら

れた内外壁の上塗り材としても用いられてき

た建築素材である。面土や鬼首などの瓦止め

の機能のほか、壁に使用される場合には、

通常で3 – 5ミリ程度、モルタルなどへの施工

の場合は10数ミリ程度の厚さが要求されてい

る。塗料やモルタルなどに比べ乾燥時の収縮

は少ないものの、柱などとの取り合い部に

隙間が生じやすいため、施工の際には留意が

必要である。

 

大切なものを守る 蔵

大切なものを守る 蔵

 

主成分の水酸化カルシウムが二酸化炭素

吸収しながら硬化する、いわゆる気硬性の

素材であるため、施工後の水分乾燥以降に

おいて長い年月をかけて硬化していく素材

でもある。水酸化カルシウムは硬化後、

炭酸カルシウムとなるため、当初から

炭酸カルシウムを骨材として含有するものが

漆喰とされる場合もあるが、一般には

水酸化カルシウムが主たる固化材として機能

するものに限定されている。

 

近年では化学物質過敏症の原因の主たるもの

とされる、ホルムアルデヒドの吸着分解の

機能があるものとして注目を浴びている。

顔料を混ぜない(で用いる)白い漆喰のこと

を、「白漆喰」という

 

漆喰(しっくい)の歴史・・・(Wikipedia 引用)

建築材料としては、神話の時代から接着剤と

して知られており、バベルの塔に関する記述

に、「しっくいの代わりにアスファルト

得た」という記述が残っている。文献上では

なく、考古学的には世界最古の例は5000年前

のエジプトとされる。

s-baberuno tou

 

原始的な漆喰(ほぼ石灰)は日本では、部分的

だが、縄文時代後期、約4000年前の遺跡

千葉市、大膳野南貝塚)から発見されたもの

が2012年時点では国内最古とされる。

炉穴内部や周辺の床に厚さ1センチほどに塗り

固められた状態で出土しており、玉川文化財

研究所所長は、炉を封じる=住居を放棄する

儀式に用いられたのではと考えを示し、この地

の縄文人が独自に開発するも広まらなかったの

だろうと推測している。のちに漆喰の製法が

古墳期に大陸側から渡来し、古墳高松塚古墳

壁画等)などにも使われている。

 

また、多くの城郭の壁に使用されており、

室町時代末(1565年)に信貴山城(奈良)

を訪れた宣教師イスマン・ルイス・ダル

メイダは、「今日までキリスト教国におい

て見たことがなき甚だ白く光沢ある壁を塗

りたり。其の清潔にして白きこと、あたか

も当日落成せしものの如く、教国に入りた

るの感あり。外より此城を見れば甚だ心地

よく、世界の大部分にかくの如く美麗なる

ものありと思はれず」と、所感を述べてい

る。

 

他にも、この時代、西洋圏から鉄砲が伝来

したため、漆喰にも防弾性が求められた結果

足利家が築いた中尾城では、

漆喰に礫(こいし)を混ぜ込んで塗ると

いった対策も取られており、漆喰の城壁

にも防御性を高めるための工夫がとられた。

 

戦後、在来工法建築とともに急速に衰退した

が、近年、土蔵の海鼠壁や古民家の鏝絵など

を通じて文化的に再評価されつつある。

また、漆喰の特性を生かしたタイル(漆喰

タイル)も開発されている。

 

【漆喰(しっくい)の優れた特徴】

○安全性

お部屋を安全で健康な空気環境にする大きな

要素の一つに、壁や天井、床に使われる内装

の仕上げ材があります。世界で最も環境問題

に敏感な国であるドイツでは、お部屋の空気

を「第三の皮膚」と呼んでいるそうです。

「空気は衣服や石けんと同じように、皮膚に

直接触れるものですから、その安全性に細心

の注意を払うのは当然のことである」という

考えに基づいているそうです。

床や壁・天井の仕上げ材は、室内の空気環境

に大きく影響します。

また、皮膚に直接触れる機会も多いですから

触れても安全な素材を是非使っていただきた

いものです。

 

世界中で古くから利用されている漆喰は、

地球が私たちに与えてくれたとても安全な

仕上げ材です。

そのうえ、漆喰にはお部屋の空気を清浄に

保つ様々な働きがあります。

特に、余分な混ぜ物をしていない純粋な漆喰

は、世界中で最も安全な建築材料といわれて

います。

有機溶剤系の混じり物が一切入っていない

純粋な既練り漆喰です。

 

●空気の安全性に不安を感じている方

●お子様の健康を望まれる方

●実際にシックハウス症候群や

 化学物質過敏症でお悩みの方

●ハウスダストやアレルギーなどで

 お悩みの方

 

子供の安全を考える

子供の安全を考える

 

には特にオスメです。                                         

また、漆喰には帯電防止効果があります。

帯電により発生するハウスダスト(カビの

胞子やウイルス、細かなホコリ等の空中浮

遊)が大幅に抑制されるため、お部屋の

空気を清潔に保ちます。

 

また、静電気が発生しないので壁にホコリ

がつきにくくなり、テレビや冷蔵庫、タンス

の背面壁が黒ずみにくくなります。環境大国

であるドイツの医学者は、大気中のプラス静

電気が強くなると人間の体に悪い影響を及ぼ

し、逆にマイナスの静電気が強くなると健康

で快適な状態になるといっています。

 

そのため、空気環境をマイナスの静電気優位

にしてくれる漆喰は、健康建材としてドイツ

でも広く利用されているようです。

 

○二酸化炭素を吸収

漆喰は、空気中の二酸化炭素(CO)を

吸収し、100年以上固まり続けます。

主成分である消石灰(水酸化カルシウム)は、

空気中の二酸化炭素を吸収し続け、石灰石

(炭酸化カルシウム)に戻ります。これを

炭酸化反応と言います。消石灰は短期間に

一気に炭酸化されるのではなく、100年

以上の時間をかけて徐々に炭酸化し、石灰石

に戻ります。化学式で表すと、水酸化カルシ

ウムのCa(OH)2が空気中の二酸化炭素(CO2)

を吸収して、CaCO3の石灰岩という固い

ものになります。建材としては風化の逆に

なりますので、もろくはならず、より石に

近づいていこうとする性質があります。

 

Ca(OH)2【消石灰】CO2【二酸化炭素】    

            

    CaCO3【石灰】O【水】

 

dfd56c03d0c393e0964e297bfaced444

 

○静電気が発生せず、汚れにくい

漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜な

い安定した物質といわれています。その為、

ほこり等が付きにくいので、汚れずその白さ

を長期に保てます。

 

○悪臭やホルムアルデヒド(化学物質)などを吸着・分解

漆喰は強アルカリ性であるので、お料理に

よる油汚れや生ゴミの匂い、ペット臭など、

酸性の汚れや匂いを中和し、除去する効果

があります。しかも、シックハウスの原因

といわれるホルムアルデヒドやVOC揮発性

有機化合物(トルエン、キシレン等)を

吸着し分解します。

 

また、漆喰はクロスや合板と違い化学接着剤

を必要とせず、それ自身が空気中の二酸化炭

素と化学反応を起こして固まりますので、

シックハウス症候群の原因の一つである

ホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物

(トルエン、キシレン等)を放出することは

ありません。また、固まった漆喰の成分は

炭酸カルシウムなので人にとって最も親和性

のある、食べられるくらい安全な物質と言え

ます。

(でも、漆喰はアルカリ性なので食べないでね。)

 

○カビや細菌の発生・増殖を予防

漆喰の主原料である石灰は、pH12.5と

いう強アルカリ性です。この環境では、ほと

んどのカビやウイルスなどが生息できません。

有機物を分解する殺菌機能があり主成分の

消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、

カビやダニの発生を防止します。そのため石灰

は、インフルエンザウイルスなどの消毒にも

使用されています。

鳥インフルエンザ消毒

鳥インフルエンザ消毒

 

ヨーロッパでは、中世の黒死病(ペスト、

コレラ)大発生以来、漆喰を町中に塗ること

でその発生を抑えてきました。そのため、

漆喰は現在でもヨーロッパ中で広く健康建材

として利用されています。

 

戸建住宅、マンションはもちろん病院や学校、

保育園、幼稚園、老人施設など、免疫力の

弱い人が多く利用する施設や建物の安全対策

としても、漆喰はオススメです。

 

○吸放湿性能があり、結露からくるカビやダニも抑制

漆喰は微細な多孔質の素材であるため、

優れた吸湿・放湿性があります。お部屋の

湿度を適度に調節することで結露を防止し、

建物の耐久性を維持します。また、湿度の

高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には

湿気を放出し、良い室内環境をつくります。

(性能の限界を超えた、過度の加湿・暖房は

結露を起こす原因となる場合があります。

ご注意下さい。)

 

○もしもの火災時も燃えないので安心

漆喰は建築基準法第2条第9号基準に適合

不燃材料に認定されています。

 

ビニールクロス等の化学合成建材は、火災時

に有毒なガスが発生し被害が拡大します。

しかし、原料が無機物である漆喰は燃えま

せん。よって、台所や調理場などの火気を

使用する部屋でも、内装制限を気にせずに

自由に使えます。

 

集合住宅や高層マンションなどの新築

リフォームにもご利用いただけます。

 

漆喰壁を採用している土蔵は、火事の延焼を

防ぎ貴重な財産を守るため、江戸時代に発展

したものです。

 

○耐久性能

漆喰には、ナチュラルな風合いと質感があり

ます。クロスや他の素材では表現できない

漆喰壁の白い輝きは、漆喰が空気中の二酸化

炭素と化学反応を起こし,元の石灰岩と同じ

成分の炭酸カルシウムの結晶となり少しずつ

硬化していきます。その白い結晶が光を

乱反射し漆喰独自の白い輝きを放つのです。

s-e-gekai010

 

経年変化しても、色の変化が少なく、

いつまでも飽きのこない外観や室内空間で

お過ごし頂けます。

 

○メンテナンス性能

ちょっとした汚れは消しゴムで落とすか、

サンドペーパー・カッターナイフで擦ったり

削って落とします。

 

それ以外は上から漆喰を上から塗ります。

これらはお客様ご自身で手軽に手入れする

ことが可能です。

 

新建材(クロス等)は、初めはきれいですが、

静電気などで汚くなると手入れをしても

新しく貼り替えない限り惨めさは拭いきれ

ません。

 

漆喰などの天然素材は、年月とともに風合い

を感じる良さがあります。

本物の漆喰であれば、色の退色もほとんど

なくご利用頂けます。

 

漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の違いは

塗り壁と言うと 珪藻土(けいそうど)

漆喰(しっくい)を混同される方は多い様

です!

 

珪藻土は藻類(プランクトン)の死骸が

海底や湖底に長年にわたって堆積して

できた粘土状の泥土で、古くから七輪や

耐火煉瓦の原料、酒やビールの濾過材、

吸着や脱臭剤などに幅広く利用されています。

珪藻土はそれ自身で硬化することができない

ので「つなぎ」成分が必要で、そのつなぎ

成分の効き目が減少する場合があります。

 

それに対して、漆喰はセメントと同じように

水を混ぜるとそれ自身で硬化でき、抗菌性を

持っています。最終的に漆喰の成分は

炭酸カルシウムへ徐々に酸化しどんどん堅く

なっていきます。 

 

漆喰の専門店が厳選する漆喰

ヨーロッパでは20年以上も前から樹脂系壁

材は倦厭され、対候性の優れた天然無機質

の漆喰が一般的となっています。

 

エコロジー先進国のドイツでは、外壁を

「第三の皮膚」であると述べています。

健康で快適な暮らしのために欠かせない

ものとして重要視していることをうかがい

知ることができます。日本では相変わらず

工業化が進められ、目先の施工性だけに

とらわれた、樹脂系建材が多く販売され

ています。 

 

だから、風のない冷暖房の家 で選んだ西洋漆喰は

厳選した本物(天然素材100%)で安全な

漆喰を安心の価格でご提供しております。

 

リフォームにも適しています!

●クロスを剥がすことなく、

   クロスの上にコテ塗りします!

(※結露や雨漏り・経年劣化等でクロスの

  下地(石膏ボード)等がやわらかく

  なっている場合は、下地補修をして

  からの作業となります。予めご了承

  ください)

 

●漆喰左官の熟練工が短時間で仕上げます

 

●新築住宅では、内部外部ともに漆喰にて

 仕上げています。

(他社では特殊作業として扱われますが、

風のない冷暖房の家 では 標準作業 として

常に工事している為に、漆喰の取り扱い

を熟知しています。)

 

【空気汚染によりアレルギーを持つ子供が更に増えています】

食物アレルギー、金属アレルギー、

アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎等!
近年、何らかのアレルギーを持つ子供が増え

ています。原因の一つとして、食品添加物や

化学物質・大気汚染等も関わっているという

のはご存知かと思います。

 

食 物 : 約 7%
飲 料 : 約 8%
空 気 : 約83%(内室内空気57%)
その他 : 約 2%

参照 住まいと人体 工学的視点から 抜粋

参照
住まいと人体
工学的視点から 抜粋

 

この数値は、
私たち人間が体内に取り込む物質量を重量比

で表したものです。

 

私たち人間は、食物、水分、空気を摂取する

ことで様々な物質を体内に取り込んでいるの

ですが、その80%以上は空気から取り入れ

ています。

また、体に取り込む空気の80%以上の内、

自宅で取込む空気は57%を占めています。

この数値から、

空気の汚染は非常に深刻な問題である

いうことがわかります。

 

自動車の排気ガス等でとても汚れています。
これは人の体の防衛反応で、空気に含まれる

余分な微粒子を体内に入れたくないという現れ

です。

 

ここ10年のアレルギー倍増の原因が大気汚染

であるならば、室内空気環境の悪化、という

ことも視野にいれていくことも重要です。

 

室内空気汚染で問題になった

シックハウス症候群

建材による室内空気環境の汚染を軽減するため

2003年に「シックハウスに関する改正

建築基準法」施行されて以来、室内で使用

される建材の規制が始まりました。

この法律では、屋内のホルムアルデヒドの

濃度は0.08ppm未満に押さえること

などが法制化され、使用できる建材や薬剤

にも一部制限が加えられました。

 

更に24時間換気システムの設置なども義務

付けられています。

 

普通に考えれば、空気を汚しにくい建材が

使われるようになったのですから、室内空気

汚染は緩和されていくはずです。

 

しかし、この法律で使用が規制された物質は

ホルムアルデヒドとクロルピリホス

(有機リン系シロアリ駆除剤)の2物質のみ

ガイドラインの設けられた物質と合わせても

10数種類の物質に過ぎません。

 

建材や家具、洋服などにも使われる有機合成

化合物は数百種類に及ぶといわていますが

その大半は使用を規制されませんでした。
結果として、現在使用を認可されている建材

や薬剤にも、シックハウス症候群を発症させる

に至る多くの有害物質が含まれており、

シックハウス症候群を発症する人が今もなお

いると言うのが現状です。

 

近年、室内の仕上材として有機合成化合物を

含まない自然素材が注目されているのは、

このような現状があるからです。

 

このほか、私たちが日常なにげなく使用して

いるものからも、室内空気を汚染する様々な

物質が放散されています。

 

清掃用の薬剤、消臭・脱臭剤、芳香剤、

ワックス、防虫・殺虫剤、香水・・・etc。
単体では大した揮発量ではないとしても、

トータルの揮発量は侮れません。

 

住宅や学校、保育園や幼稚園が、このような

汚染物質を充満した状態空間であるなら

そして、これらが原因で子供達のアレルギーが

倍増している可能性があるのなら???。


私たち が今できることは何なのか!

 

最も身近な室内空気環境を安全に保つための

大切さを考え直さなければならないのでは

ないでしょうか・・・。

 

風のない冷暖房の家 では、子供から大人まで

健康を維持するための生活空間を考え、

家族が最も安心して暮らせる住宅の

空気環境を安全に保つことを重視し

皆様へ『質の高い暮らし』のご提案を

しております。

 

参考資料

 漆喰についていろいろな機関で研究がされて

おります。参考資料としてご覧ください。

 

thumbnail-of-住まいと人体

「住まいと人体 -工学的視点からー」

 著:村上周三氏

臨床環境医学(第9巻第2号 )より

 

thumbnail-of-漆喰防カビ性

「漆喰の防カビ性に関する研究」

著:江尻薫氏・上田俊策氏

 

 thumbnail-of-漆喰音響効果資料

「漆喰仕上げによる空間の音響効果向上」

著:難波連太郎氏

建築フォーラム 2014年11月号より