【第８話】自然素材の家が良い

 

ある本との出会い　

私の勤めている会社で

福利厚生の一環として

家づくりに役立つ本を

無料で配布していました。

 

家づくりを学んでいる

時期だったので

参考になるかもと軽い気持ちで

手にしました。

 

振り返ると

この本との出会いが

家づくりの考えを根本から

変えてしまったのです。

 

建築資材には、こだわりの無かった

私たちが、自然素材を使った家を

望むようになったのです。

 

 

「化学物質」の怖さを知る

その本には

筆者の実現したマイホームが原因で

ご家族が「シックハウス症候群」に

苦しむ、悲劇が綴ってありました。

２人のお子様。そしてご自身。

３人とも皮膚をかきむしる日々

本当に辛そうでした。

 

原因は

「化学物質を含んだ接着材」

だと言うのです。

 

家を造るときに使う

建材やビニールクロスを貼る糊等

に含まれており

徐々に揮発するようです。

 

花粉症と同じで個人差がありますが

誰しも発症する可能性があります。

 

 

リスクがある建材は使いたくない

「化学物質が規定の範囲内」と

認められた建材があります。

 

「F☆☆☆☆」（エフ フォースター）

というものです。

 

私たちは、規定範囲内だからといって

安全とは思えませんでした。

 

例えば、カラーフロアなどの新建材。

規定を下回る

微量の化学物質だといっても

「毎日」自分たちのそばにあります。

 

放射能より怖いかも・・・

第二のアスベストでは・・・

 

そんな印象を受けたのです。

 

できるだけ安全な建材を使いたい

自然素材が安心だと思いました。

 

床は、やっぱり無垢がいいな。

壁は、やっぱり漆喰がいいな。

 

やっぱり自然素材の家がいいな。

 

 

そう思い始めると

いままで大丈夫だった

接着剤等の臭いが

気になり始めたのです・・・。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

 

　　　　　→第９話「自然素材の良さを実感」 

← 第７話「家づくりを学ぶ」

 

 

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